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こんなウヨクの教育は万事休すだ

先週書いた記事に,
こんな大学は万事休すだ
というのがあります.
あんな状態や,こんな状況にある大学は「危ない」とか言ってられず,もう既に「万事休す」だというネタです.

その最初の方に,こんなネタを入れておいたのですが,覚えてますか?
(未読の方は知らないでしょう.ご了承ください)

「よく理事が逮捕される」
「自民党の息がかかっている」

いえね,この手の話って大学に限らず教育業界全般に言えることではあるんですけど,なかなか一般の方々の前に提示されることってないわけで.
だからマジで深刻な問題になってきてからニュースにでもなるのかなぁ,って思ってたら,いきなり今週になってニュースが飛び込んできました.
かなりタイムリーだったので,自分でもびっくりですね.

「安倍晋三記念」名で寄付集め、首相が抗議 森友学園に(朝日新聞)
安倍晋三首相は24日の衆院予算委員会で、大阪府豊中市内の国有地が近隣国有地の約1割で学校法人「森友学園」に小学校用地として売却された問題に絡み、同学園が「安倍晋三記念小学校」の文言で寄付金を集めていたことについて、「何回も断っているにもかかわらず、寄付金集めに名前を使われたことは本当に遺憾だ」として、同学園に抗議したことを明らかにした。

森友学園と安倍首相の深い因縁 名誉校長・昭恵夫人が認めた「晋三記念小学校」(JCASTニュース)
安倍首相は、小学校に自らの名前を冠することは「お断りをしている」と国会で答弁していた。だが、昭恵夫人は過去の講演で、冠は「総理大臣を辞めてから」ならば構わないともとれる発言をしていたことがテレビ東京の報道で明らかになった。安倍首相は小学校の認可や国有地売却との関連も否定しており、昭恵夫人も含めて関与が明らかになった場合は「総理大臣も国会議員も辞める」と明言している。昭恵夫人の講演での発言をきっかけに、認可や土地の売却問題との関連についても、答弁の信ぴょう性が問われることになった。
別にこういう話が出た事にびっくりしているわけじゃありません.
こういう話がニュースになったことに驚いています.先日の記事で笑いのネタにしたのも,どうせ認知度は低いだろうと思ってのことですし.
でもこれは氷山の一角です.
この学園だけの話ではないのです.

自民党信者の方には申し訳ないのですが,自民党の息がかかっている教育機関には碌なところがないというのは我々の常識です.
ここ数日,結構話題になっているようですね.
ここ数年は「報道の自由度ランキング」がガタ落ち状態の日本ですから,てっきり与党自民党に関する話題は,もっと時間が経ってからニュースになるものだと思っていました.
報道の自由度ランキング(2016年現在:日本72位)
いつの時代も気合いの入った記者はいるものです.

繰り返しますが,これは幼稚園から大学まで,教育機関全般の話です.
今回は権力の強い政治家・安倍晋三ですので,まだ「危ない」とか「ヤバい」で済まされますが,そうでないところがもっとたくさんあるんです.
経営陣も,政治力を利用して経営しようという判断が優先されるようになりますから,どうしても強引な運営手法がまかり通り,教職員も酷使されます.結果,教育現場も(本当の意味で)荒れます.

もうかなり以前になりますが,
といった記事も書きましたよね.
で,それらで言いたかったことを「一言」で表わしたのが,
「自民党の息がかかっている」
ということなんです.
あんまりピンポイントなこと書けませんから,ギリギリぼかした表現がこれです.
でも,私としては結構思い切ったつもりです.

こういうのが出てくると,日教組とドッコイドッコイだと思わされるでしょ?
敢えて言うなら,過去記事でも述べましたが,左翼系の教育者の方がバカじゃないだけまだマシです.

これまでに私は教育問題に関して茶化した記事をいろいろ書いていますが,そこにはたくさんの「ヤバい話」が潜んでいます.
おバカな過去記事を読み直してもらったら,「もしかしてこれってこんな将来を意味するんじゃないか・・」と気づくものもあるでしょう.
なお,先日の記事■こんな大学は万事休すだのネタの中で,今後気をつけておくといいのは,「断捨離を好む」と「なにかと一点豪華主義だ」あたりです.そう捉えていただければ,私が適当な思いつきで■若手研究者用:スーツの上手な買い方・着方みたいな記事を書いているわけではないことも理解していただけるかと思います.そういう記事にも重要な視点があるんです.

今後もおバカな記事を書くことがあるでしょうが,皆様におかれましては,そこに潜む教育の闇を掬い取っていただければ幸いです.

どこそこの学校が危ないとか,あの大学は終わっている,なんてことを私は論じたいわけではありません.
そういうピンポイントな話ではなく,教育に対する「考え方」を問題にしたいのです.
問題意識が明確になれば,具体的な話なんてどうでもいいことです.


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