注目の投稿

卒業論文と統計学と大学教員と

このブログの読者は,大きく分けて3タイプ.
(1)大学おもしろネタ記事を読む人
(2)教育関係の記事を読む人
(3)統計学の記事を読む人
です.

(1)の代表的記事
【やってはいけない】卒論・ゼミ論を1日で書く方法
こんなホームページの大学は危ない

(2)の代表的記事
反・大学改革論
大学改革論を考える上での良書

(3)の代表的記事
エクセルで相関係数のp値を出す
エクセルExcelでΧ二乗検定を
卒論・ゼミ論で統計学的有意差が出ない時に読むブログ記事


熱心なご意見をくれるのは(2).
匿名で新聞の取材を受けたのも(2)です.
(1)は自分自身も厭世的に楽しんでいる感じです.

一方,閲覧数が一番多いのは,実は(3)です
メールのお問い合わせもこれが一番多い.

 
 

本ブログは,実のところ「エクセルだけで無理やり統計解析する手法を紹介しているブログ」として日本ではちょっとだけ有名です.
極めてニッチではあるものの,『エクセル』というアプリケーションが衰退しない限り,このブログも需要があるものと推測されます.

大学教育において参考にされている節もあるようでして,短期間に集中的に(数百回単位で)某大学名を冠したサーバーからのアクセスが見られたりします.
きっと授業などで「このブログ記事を参考にしながら課題をこなしなさい」などと学生に指示されている可能性があります.
日本の大学教育のお役に立てているようでしたら望外の喜びでございます.

最近,リアル界で同僚の大学教員から「統計学」に関する質問を受けました.
卒業論文を指導している上で,統計処理でよく分からない点があるとのこと.
で,こんなことを聞いてくるんです.「このWebサイトに書かれていることを,そのまま使って良いものかどうか?」ということで,

というブログ記事を見せられました.

・・ん? これ,どっかで見たことあるぞ.と思ったら,私の記事でした.

「私が書いたブログなので」って言いたくなりましたが,「いやぁ〜,そうですねぇ.パッと見じゃわからないんで,ちょっと詳しく読んでみますね・・・,・・・うん,先生,この記事は大丈夫だと思いますよ!」と演技して答えておきました.

先般,統計処理上の手順や解釈に関する質問がメールで来たところでもあります.
本当なら「統計学」に関する書籍にあたってほしいのですが,ネットで済ましてしまいたいというのが多くの皆様の本音でもあるかもしれません.

私のブログ記事をきっかけに,より詳しく調べるようになるかもしれません.
今後は統計学の記事として「エクセルで◯◯する」以外に,基礎的な解説を加えていこうかと思います.