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【最終奥義】超便利:授業内レポート(小レポート,リアクションペーパー)作成のコツ

一連の記事,
自分の意見への批判とその反論の書き方
のどれか一つでも読んできた学生に送る記事です.

それらを読んで,
「よし,これで大学でのレポートはOKだな」
などと思ってはいけません.

あくまでこれは「補助輪付き自転車」のようなものです.

レポートを書くことに慣れてきたら,さまざまな文章作成術を解説している書籍に当たりましょう.
こんな私の記事をネットで検索している君は知らないかもしれませんが,以下のような本が図書館にきっとあるはずです.ちゃんとこういうのを読んで下さい.
高い買い物ではありません,本屋でペラペラっとめくってみて,自分に合いそうなものは購入することをオススメします.

   


そして,今のうちから頭の片隅に置いといてほしいことが一つ.

一連記事ではレポート作成のコツとして以下のことを紹介し,その中でも太字にした,

1.問題意識の表明
2.自分の意見
3.自分の意見を裏付ける根拠
4.自分の意見を批判する意見
5.自分の意見を批判する意見への反論
6.再度,自分の意見または結論

「4」と「5」が大事であることを強調してきました.

すなわち,自分の意見を批判する意見を取り入れ,それに対する再反論を展開することで自分の主張をタフなものにする手法です.

しかし,これは最終的には間違いです.

「えぇっ!!! ここにきて何を言い出すんだテメェ!!」
と思われるかもしれませんが,大切なことです.
なんだか禅の修行のようでしょ?
たかがレポート,されどレポートです.

紹介してきた一連のレポートの展開方法ですが,これに慣れれば慣れるほど悪用者が増えます.
自分の意見を良く見せるために,安直に使う人が出てくるのです.
こういうのを「レトリック」と呼んだりします.

レトリックを使って相手を説得することも大事ではあるのですが,問題なのは,自分自身に対してレトリックを使って納得させている人がいることです.

具体例は別記事に譲るとして,これは真っ当な人間のやることではない.
そして,大学教育から最も遠いことです.

だからいつか,これを捨て去らねばならぬ時が来ます.

捨てなければ,大学における「真の学び」には到達できません.
でなければ,「昔より説得力のある文章が書けるようになったね」程度で終わります.
意見が対立する中にあって,自分の主張を押し通す人間になってしまうのです.
いるでしょ.
討論だけしたい人.
話し合っても話し合っても,結局は持論を曲げるつもりのない人.


「自分の意見を批判する意見」とは,「自分の意見」を良く見せるためのダシではなく,自分の意見を磨くためのブラシです.


自分の意見と対比してみせることで,自身の主張を良く見せるのではなく,
自分の意見にそれをぶつけて研磨させることで,自身の主張にある角や凹凸を削るのです.
当然のことながら,その研磨に用いるブラシは,より良いブラシであることが望ましい.

すなわち,自分の意見をより良いものにするためには,より良い批判的意見を探すことが最重要課題となります.

ゆえに,この不埒な「超便利レポート作成術」を進めていく中でいつの日か,
「自分の意見を批判する意見に反論する」
から,
「自分の意見を批判する意見を取り込む」
へと読み替えるトレーニングをしなければなりません.

そこを目指すことが,このレポート作成術の最終奥義と言っていいでしょう.


関連書籍として,学生時代は,こういう本を手元に置いておくといいですよ.
   


一連の記事,

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