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大学教員になる方法「感想版」

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一昨日だったか,深夜に研究室の後輩から電話があり, 「あの〜◯大の教員採用の件なんですけど・・・,」 という連絡がありました. 研究室の後輩ですし,書類作りを少し手伝ったこともあって, 「(おぉ!どうなった?!)」 と高鳴る胸を抑えつつ, 「あ,例のやつね.どやった?」 と聞いてみますと, 「不採用でした」 とのこと. 面接まではこぎつけたんですけど,やっぱり20代半ばでの採用は難しいですね. 面接後も連絡をくれていたんですけど,その時もあまり感触は良くないようなことを言っていましたし. 対して,今回採用された人はというと,その業界では結構な実力者でして. その人を抑えて件の後輩が採用されるというのは,いやいや,ちょっと今回は難しかったですね. それでも,彼にしてみたら大学教員になるための一通りの手順が分かっただろうし,ベースとなる書類審査を通りやすい資料も手元に残っているわけですから. 次だ!次!ということですよ.     ところで, 今年から大学を移ったこともありまして,一緒に新任で入ってきた老若男女の先生方と,大学教員採用に関してお話しをお聞きする機会に多く恵まれました. 最近の多くの大学は「任期付教員(だいたい3〜5年)」という,同じ大学にずっと勤め続けない制度を採用していますので,こういう転職活動についての情報交換も活発になっているのかもしれません. そんなこんなで本ブログを見てくれている人も多いのですが, 夏の終わり頃でしょうか,某新聞社の記者さんからメールをいただきまして. 取材を受けました. 教員採用に関することとして,先日,その新聞の記事にもなっております. さて,今回は大学教員において採用・不採用を受け取った者としての感想集の一つです. 何かしらの参考になればと思います. これは上で紹介した後輩にも,書類作りの際にアドバイスしていたことですが, 「大学は,入ってきた学生をより良い者にして輩出するところ」 だという点を忘れてはいけないという点です. 【バカ (おっと言い過ぎた,撤回します) にも分かるような「教育力」訴える】 過去記事と重複しますが,昨今の大学は「教育」を重視します. 研究が軽視されているわけではないのですが,その「研究能力」を

卒論を書こうとしている学生たちへ

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にわかに過去記事の ■ 【やってはいけない】卒論・ゼミ論を1日で書く方法 が上位に位置するようになりました. 2013年11月22日現在,週間ランキング2位です. (右のランキング(PC表示では)をご覧ください) うちの大学・学科でも卒論提出が12月上旬ですから,そろそろ追い込まれている学生が多いのだと推察します. この傾向は2年連続です. 件の記事は昨年度末(2012年2月)に書いたものですが,2012年の11月中旬〜1月上旬も閲覧ランキングの上位をうろうろしていました. それだけ検索する学生が多いのでしょう. 参考になっているかどうか分かりませんが,卒業のために必死になっている学生がいかに多いことか推し量れるので,微笑ましいですね. とは言え,こういう記事を参考にするくらいなら,まだ遅くないので真剣に卒業論文と向き合ったほうがいいですよ. どっちかっていうと, ■ 危ない大学でもちゃんと卒論を書きたいとき を参考にすることを強く推奨します. そんなことはさておき・・・, どうも,お久しぶりです.ご無沙汰しております. 長らく更新をしておりませんでした. 後期は講義系授業が多いこともあって,10月に入ってからずっと講義用のネタ探し(プラス,研究用)に頭が回っており,ぜんぜんブログに目がいきませんでした. 「大部分の学生が,どうせ卒業する頃には覚えてないんだろうなぁ」 と思いつつも,受講生の中の若干名であっても,その人生に影響する可能性はあるわけですから,やっぱり気合を入れてやならければなりません. ところで, 本学・本学科では「卒業論文」は必修ではありません.選択科目です. 私の母校もそうでしたから(ただ,「ゼミ論」という「卒論」とは異なるものは必修だが),そんな大学や学部学科は少なくないのでしょう. んで, 私のところで卒業論文を履修していた学生の一人から 「卒業論文を書くの,辞退させていただきます」 というメールが届きました. 「いろいろ忙しくて(部活とか自動車免許講習とか),しっかりと向き合うことができないので」 とのことでした. まぁ,選択科目だからいいのですけど. 春から夏までは就活に追われてて,ろくに取り組んでなかったし(無事に就職できたから,これもこれでいいので