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大学教員になる方法「強化版」

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大学教員になるための具体策 来月をもって,今いる大学を辞することになりました. 次に赴任する大学が決まったからなのですけど,その動きの中で,このブログでも紹介している「大学教員になる方法」を追記しなければならないと感じるようになりました. これまでにも, ■ 大学教員になる方法 ■ 大学教員になる方法2 ■ 大学教員になる方法3 ということで紹介してきたのですが,この内容を踏まえて,さらなる大学教員採用の裏側に迫ってみたいと思います. ※後日,もっと具体的な方法論を書きました. ■ 大学教員になる準備 ■ 大学教員になるための履歴書作成方法 ■ 大学教員になるための業績書の作成方法 ■ 大学教員になるための模擬授業対策 ※後日,逆パターンの記事を書きました. もしかすると,生死に関わるかもしれないので要チェックです. ■ これから大学教員を目指さない方がいい人のタイプ 私自身,まだまだ若手の中の若手ですが,少ないながらも今いる大学における人事で話題になっていたことや,今年度の私自身の転職活動で体験したこと(2大学から採用通知を頂いた)と,そして,諸先輩方が赴任されている大学での人事の話を,可能な範囲(公にはなってないけど,実際のところ外にバレてもいい範囲)でご紹介したいと思います. ※毎度のことですが,以前の記事や今回の記事で紹介している内容は,全ての大学に当てはまるわけではありません.あしからず. 追記1:やっぱり「添え状」は入れといた方が無難 就活をやっている人からすれば常識なんでしょうけど. 「この度,貴学が公募する◯◯教員に応募させて頂きました.―中略― 是非とも貴学において活躍の場を与えて頂けますよう,何卒ご検討いただきますよう,宜しくお願い致します.」 みたいな文章を,便箋みたいな用紙でいいので,書いて入れとくやつのことです. 次に私が赴任することになった大学の公募では,私はこの「添え状」を入れておりませんでしたが(入れ忘れてた),このように無事採用になりました. ですので,全ての大学教員の公募に必要ということではないのでしょうが. ある先輩が赴任している大学の人事において,書類審査で最終的に面接に呼ぶ人をこの「添え状」の有

学内紀要のことなんですが

いろいろあって,学内紀要を “頑張っている” 次第です. “いろいろ” とは何かというと,その「紀要」が記念すべき「創刊号」なんですけど,学術的でない先生方が多いもんですから「イタい紀要」になる懸念があるので,紀要として “様になる” コンテンツを増やすべく,その編集委員長をやってる知り合いの(そして大学院の先輩の)先生を助けんとして,紀要を無理くり “盛り上げる” ために闘魂注入(つまり投稿)をしているという状況なわけです. スキー実習とやらで2月のうちの一週間つぶれましたが,それ以外は論文作成に勤しんでいます. なので2月はブログ更新する暇もありませんでした. そんなわけで,記念すべき創刊号に2本書かせていただきました. 1本目は実験研究の論文: かなり以前に,適当に取ったデータをまとめてみたものです. テーマは,「トップアスリートは,一般スポーツ選手と比べ体力が優れているか?」ということで,10種目くらいの競技を対象として,トップアスリートと一般選手の体力を多角的に測定・分析したもの. 実はよくよく分析してみると大事なことが浮かび上がってくるデータだったんですけど,普通,我々としては面白くないし業績になりにくいし,論文にするのが面倒だからってんで誰も手を付けたらがらないテーマであります. 結論からすると,「トップアスリートだからといって,体力が優れているわけではない」 ということになります. まぁこういうのって直感的にスポーツを研究している人達は感づいているものですが. だから,「その中でも何が違うのか?」ということで,特定の分野(測定可能な項目)に絞ったりしながら深く掘り下げているのが,現在のスポーツ科学の現場であります. でもこういう “その道の研究者” からすればゴミみたいなテーマも,一般の方々からすれば興味があることでして. でも,そういうデータって「論文」という形でお目にかかることが少ないのであります. 今回論文としてまとめとけば,あとで引用したり紹介するのが楽になるので,この機会にやっとこうという魂胆です.業績としての価値はないけど,教育・研究生活のためには価値がありますので(規模のデカいメモみたいなものです). なので,きっちり裏取り(つまり先行研究精査)して,図表も大きめに印刷する予定で書いときました