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300

記念すべき300記事目です.
今年に入ってだいぶ更新速度が落ちてきましたが,ボチボチやっていこうと思います.

ここ数日間,学会に参加していました.
大会中は前に赴任していた大学の恩師やメンバーにお世話になり,楽しくも熱い・厚い話をさせてもらいました.
この研究室のメンバーには個性的で深いメンツがドンドン集まってきています.
良い傾向です.
これこそ大学院です.

一方,現在赴任している大学からは学会や研究活動に熱心な人はいません.
行っている人も,気分転換か学内での自己アピールのために参加しているようなものです.
残念でなりません.


かくゆう私も今回の学会期間中に,例の母校・黄柳野高校に行ってきました.
久しぶりの豊橋駅.
14年前と何ら変わらない風景に懐古感が高まります.
何度も乗ったJR飯田線.
独特の起動音の電車もいまだ健在.
あと,やっぱりというか,まだというか,この電車のドアは乗客が手で開けるんですよね(長野方面に北上すると,気温により空気圧で作動するドアが働かなくなるため).これも懐かしいです.

新城駅を降りて高校までの移動手段はスクールバスかタクシーだけなのですが,バスはわずかに朝と夕方しか出ていないので,今回私はタクシーで.
思わず運転手さんにも,この地域の話をフリたくなります.

20分くらい田舎道を走って,ちょっと(かなり・・)高いタクシー代.おつりを間違えた運転手さんに感謝しながら,大急ぎで降りてその身を校舎に隠します.タクシーが残念そうに帰ったことを確認して,いよいよ懐かしの人々との再会.

当時の担任や野球部監督,体育科の先生や進路指導の先生等々,他にも今の私を形成するに重要な存在である方々とお話しできたことは感動です.
それでも,これ以外にたくさんの先生がこの高校を去っていることも確かでして,寂しい部分でもあります.

初めて会ったとき,今の私と同じ歳だった野球部の監督は,今はこの高校の教頭をやっていました!
出世しましたね.私も嬉しいです.

担任だった先生も,相変わらずの関西のノリで安心しました.
中部日本にあって,大阪・関西のボケとツッコミが味わえるのは貴重です.

あまり栄誉ではない理由でTVにも映った校長とも対談できました.
最近は,高校の経営も大変そうです.
それでも,なんとか頑張っている様子ですから,「なにか力になれることがあれば」とサポートは惜しまないつもりです.

とは言え,ちゃっかり私のところの大学の学生募集もしてきまして.
そこらへんは持ちつ持たれつ.
ただ,そちらから生徒を送り込んでもらえれば,なんかデカイ事をやらせてもらいますんで,期待して送ってきてください.

こうして大人になってから高校にくると,大人同士の会話になります.
なんだかんだで自分は生徒ではないんだな,と思う事.
そして,生徒の時とは先生方を見る目・目線が変わっていることを実感するのです.
あれだけ苦手にしていた先生と普通にしゃべっている自分.
ガキだったのですよ,やっぱり当時の私は.
これって,ステレオタイプな感想ですが,本当にそう想い,感じるのです(これが正しい「ステレオタイプ」の使い方です(笑)).


他にもいろいろ有意義な学会期間でした.
大学に閉じこもってばかりでなく,こういった機会をつくるのも大事ですね.

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