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腕に覚えあり


最近の私の生活上の革命と言えば,自炊を再開したところでしょうか.

適当な出来和えの物を売っているところが近所に無く,コンビニのおにぎりも弁当も直ぐ飽きてしまうので,「食」に対し無頓着なようでいて煩い私は自分で作ることにしました.
大学2年生の頃から全く立たなかったキッチンに今,ほぼ毎日立っています.

それにしても,コンビニのおにぎりとか弁当ってなんで直ぐ飽きやすいんでしょうかね.もう少し味を落ち着かせたらイケると思うんですが.
例えば,前任校の給品部で売られていたおにぎりは4年間ほぼ毎朝食べ続けられました.クセが無くさっぱりした軽い味だったからだと思います.
特別美味しいわけではないですが,食べ続けられる味です.

コンビニも,もう少しそこらへんに重点をおいた商品を作ってもいいような気がします.ヘビーユーザー用の商品ということで.


さて,久方ぶりに料理を始めたわけですが,自分で言うのもなんですけど,その腕に覚えはありました.
当たり前ですけど,自分が好きな味付けにできるので美味しいです.やっぱ手料理が一番ですね.
我が家の冷蔵庫に何年ぶりかに調味料が並びます.
先日は昔の記憶を辿りながら,私の調理の必須アイテムをまとめ買いしました.


ということで,ここで私の経験から導き出された,“男の一人暮らしでも料理の味を数段引き上げる調味料” を紹介しましょう.
コンセプトは「簡単便利で手間いらず,それでいて確かな効果」な調味料です.
ちなみに,私の料理は香味・薬味・風味が重要視されるので,そういった類いのものが占めます.根本的な味の決定に関与するものはありませんので,そのつもりで.


まずはなんと言っても「ナンプラー(魚醤)」.
和洋中華イタリアンすべての料理に使えます.これを一垂らしするだけで,驚くほど味がレベルアップします.
あんまり入れすぎないように.隠し味としては世界最強の調味料です.とにかくオススメの一本.

次に「チューブのショウガ,ニンニク」.
チューブのわさびと同じ形態の商品ですが,料理を簡単にショウガ風味,ニンニク風味にしたい場合に役立ちます.
「ショウガ・チューブ」を豚肉を焼いている中に入れれば「豚の生姜焼き」に早変わり.
「ニンニク・チューブ」を鷹の爪とオリーブオイルと一緒にフライパンでじっくり暖めればペペロンチーノのオイルソースに早変わり.
特にショウガ・チューブは何に入れても味に奥行きが出るのでお試しあれ.

「ホワイト・ペッパー(白こしょう)」も優良調味料です.
てっきりブラック・ペッパー(黒こしょう)だけで済ませてしまいがちですが,ホワイト・ペッパーを単品でたっぷり使ってみてください.
その上品で豊かな風味は間違いなく料理の質を高めます.鶏肉や豚肉,卵料理とマッチする調味料です.風味を活かすために出来上がりの直前に入れましょう.

最近は結構知られてきましたが,「そうめんつゆ」や「だししょうゆ」.
いつだったかある時期から,これらが “手軽に味を整える優良調味料” だということが知られるようになり,スーパーとかの醤油コーナーはこれらが並ぶようになりました.今では醤油よりも並んでいる数が多いほどで,先日見てびっくりしました.
とにかく何でも「だし」の味をつけることができるので,日本人には嬉しい調味料です.和風だけでなく,すべての料理に合わせることができます.

そして「エクストラ・バージン・オリーブオイル」も外せません.
普通のオリーブオイルではダメです.ケチって安物を買うとガッカリしますので,必ずエクストラ・バージンを買いましょう.口当たりと風味が全然違います.明確に分かります.
オリーブオイルは熱を加え続けると風味が飛んでしまうので,出来上がりの直前にもふりかけましょう.一気に上質のヨーロピアン料理に様変わりします.

他にも,「粉末鶏ガラスープ」「乾燥バジル,パセリ」「イタリアン・ハーブ・ソルト」などが挙げられます.

お試しあれ.

また新たな調味料が見つかったら報告します.