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薬物のおかげ

てっきり, 「今年の漢字」 は “薬” ではないかと思ったほど薬物蔓延が表沙汰になった2009年ですが,先日,私も久しぶりに薬物を使いました.

薬物と言っても,ホントに普通の薬でして,咳・タンを沈めるための薬です.

ここ数日ノドが痛くて気になっていたのですが,のど飴ではラチがあかないと考え,思いきって薬物に手を出しました.

するとどうでしょう.アッと言う間に咳が止まり,のどの痛みも消え,たちどころに気分が楽になったではありませんか.
あまりの効き目に驚きを隠せませんでした.
最近の薬は本当に効くんですね.ごまかしじゃない明確な効果が体験できます.

薬. 草冠に楽とはよく書いたものです.


しかしです,痛みも消え,楽になるのは良いのですが,どうやら頭の回転に影響がでているようで,目がトローンとなって言葉がテキパキ出てこなくなる副作用があるようです.
学生や同僚としゃべっている時も,自分でその状況が自覚できます.

なんかこう,水の中(プール)を走っているような感じというか,しゃべろうとしていることは頭の中で整理できているのですが,そこから先,言葉にして,口から出て行くまでがもの凄く遅い.
そのうち,しゃべること自体が面倒になってきてしんどくなってきます.

眠気も強烈で,仕事中も何度も落ちかけていますし.

きっと,痛みを消すための効能の一部として中枢神経にも影響があるんでしょう.
頭がボーッとするのはつらいですが,のどの痛みを気にするよりはマシです.

今回の件で,これからは薬を積極的に使っていこうと思い直しました.
だいたいが,これまで薬を使ってこなかったのも,お金を節約するためだったわけで,別に薬に抵抗があるわけではないのです.

賢く使えれば,適度な薬漬けでもいいかなと思います.

どこかで聞いた話によると,現代人は薬と火と電気がなければ生きていけないといいます.
薬を使わない生活は理想ですが,人間の生活にはどこかしらで薬物が関わっているのが現実です.
薬なしで生きていこうとすれば,世界の大部分の人類が死ぬことになるでしょう.実際,今も薬がなくて死んでいるヒトがどこかにいます.

生き残るためには薬物をうまく利用するようにしなければなりません.

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