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優先座席 再考


今日は電車に乗ってきたのですけど,「優先座席」なるものに座って帰ってきました.
自らのポリシーを自ら試す良い機会だと考え,思いきって座ってやりました.

座っている間,ずっと優先座席について再考.
以下にその考察を示します.


高齢者,身体障害者,ケガ人,妊婦を優先的に座らせるために設けられた座席,それが優先座席です.電車やバスに設置されています.
かつては “シルバーシート” と呼ばれていましたが,“高齢者専用座席” ととられかねないシルバーシートという呼び名は最近は改められています.そう言えばいつからか呼ばなくなりましたね.

私はこの座席システムに反対です.
座りたい人は言えばいいのです.「私,座らなければ大変なので譲ってくれますか?」と.

座らなければいけないほどの状況に追われている人は譲ってもらうようアクションをかけるでしょう.
「譲ってもらうのは気が引ける」などと,それができない時点で,座るほどのことではないのです.厳しいこと言うようですけど.立てる人は立ってればいいのですよ.

「あの人,大変そうだな..」と思えば譲も良し.「優先座席だから」と譲るのは気味が悪いですよ.

それにですね,
この優先座席,多くの場合,各車両に4〜6席ほど用意されていますが...,
7人以上高齢者や障害者が入ってきたらどーすんでしょう?

優先座席は6席しかないから残念!なんてことはないでしょう?
譲る時は譲るし,譲ってほしい時は優先座席に関係なく譲らせればいいのですから.

あとですね,
障害者 “だから” とか,ケガ人 “だから” 譲るという,この “だから” というのも私は気に入らんのです.
仕事に疲れ果てたサラリーマンと,馬鹿やって障害が残った “バカ障害者” や自爆した “バカケガ人”.
私なら前者を座らせたい.

結局は,「立てるなら立つ」「立ちたいなら立つ」 の精神がいいような気がします.

とにかく,私の目には欺瞞に満ちたシステムとしか映りません.
考えれば考えるほど破錠するんですから.
四の五の言わずに思いやりを持った社会をつくる方が先です.

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