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2024年もブログ更新していきます

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今年も自宅からの初日の出の写真から. これまでずっと自宅の庭からの写真でしたが,今年はここ数年ずっと手入れをしている裏山に登って撮影してみました. 初日の出の撮影を毎年やっているのですけど,思い起こしてみると,初日の出が撮れなかった年を思い出せないくらい連続成功中です. この地域の元旦晴天率,半端ないですね. ところで,昨年はブログ更新頻度の大幅下落の年でした. 15件しか書いてません. 理由は「なんとなくキーボードを叩く気にならない」ってところなんですけど,日々の生活が充実してきているから,ってところがあるような気もしていまして. つまり,これまでの私は,世の人々に自身の考えや訴えを読んでもらいたい欲求があったんだけど,最近はそれが弱まっているのかなって. 実際,政治も経済も社会情勢も,なんだかシッチャカメッチャカな状態でヤベェなと感じつつ,もはやどうでもいいよ,私は私で勝手気ままに生きていきますから,っていう心境になっているのかも. とはいえ,2024年もブログ更新は続けていこうと思います. このサイトを検索してくれた人にとって,なにか参考になるものがあれば幸いです. 言い換えれば,なるべく参考になるものを書いていこうと,改めて思いを強くしている次第です. あと,読者の皆様の中の幾人かの方々には,いくつかお詫びをしなければならないこともありました. まず,時々,サイト内コメントやメールをいただいているのですが,結構な勢いでスルーしていることがあります. すみません. かつての私なら定期的にチェックしていたのですが,3年前からこの生活になってからというもの,ネットを通じたコミュニケーションへのアクセスもダダ下がりでして. ほとんどチェックしない生活スタイルになってしまいました. 仕事上のやりとりも,メールとかLINEじゃなくて,電話かSMSを利用することが多くてですね. そもそも直接対話することでほぼ済んじゃってるので,これまでの生活スタイルからガラッと変わっています. そういえば,元旦早々,北陸では地震が発生して大変なことになっています. 被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます. まだまだ断続的に地震が発生しているようですので,最小の被害で切り抜けられますよう祈念しております. 私の知り合いも何人かいますし,ゼミの教え子もいる地域です. 彼ら彼女らは大丈夫でし

「高卒でもいい」っていう状況が形成されつつあるみたい

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こんなYouTube動画がありました. このブログでも何年か前から予想していたことですが,そんな状況になっていく可能性があるみたいですね. 私としては,現在の日本の経済状態がこのまま続いて,日本人の教育観に大きな変化がないまま数年くらい経過したら, 「まずは就職してお金を稼ぐことが最優先だよね」 っていうところから, 「お金を稼ぐだけなら,高卒でもいいよね(大卒の必要性は低いよね)」 ってことになるんじゃないかと予想していました. 例えばこんな記事です. ■ 大学関係者が知っておくべき,2025年頃に受験者数が激減する未来予想図 この記事の趣旨としては, 「2025年頃から大学に入学希望する人が急激に減ってくるから,大学関係者の皆々様方,あらためて学生募集への注意を厳としましょう」 っていうものでした. 主な理由としては,よく言う「高卒と大卒には生涯賃金に差があるから,とりあえず大学には行った方がいい」という理屈が弱くなるからです. さらに現在および将来は,その記事でも紹介したように,その差は「ほとんど差がない」状態が進行しますし,さらに日本社会は学歴をあまり重視しない(実力主義な)傾向にありますから,そういう流れを後押しするだろうな,って思っていました. で,実際に数年経過したわけですが,どうやらそんな状況になっているらしいんですね. それに,私も詳しくは知らなかったんですけど,高卒就職って物凄く制限がかかっているみたいなんです. 詳細は上記の動画内で述べられていますが,例えば高校生は就職希望を1社しか表明できず,決まったらそこしか行けない,っていう超絶不自由仕様なんですって. てっきり,大卒と同じような就活を展開できるものと思っていたんですが,全然なんです. まあ,これについても「高卒で就職したい」って人が国内で増えてきたら,その制度も緩和されてくると思いますし,上記の動画内で紹介されている「高校生用の就職支援サービス」が勝手にどんどん増えてくるのだと思います. ちなみに,私のところも高卒で就職希望者がいたら歓迎です. っていうか,学歴なんか全然気にしませんので,中卒であろうと院卒であろうと平等です. ただ,私としてはこの「高卒でいい」っていう社会状況が好ましいものだとは思っていません. 実際の日本社会はそうなっていくだろうな,とは思いつつも,理想的にはできるだ

近況報告2023夏〜秋:ご無沙汰しております

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皆さんお久しぶりです. 半年ぶりにブログ更新させていただきます. ブログ放置生活をしてみたくなったので,しばらく放置してました. これにより,気が楽になったような気がするものの,やっぱり,ふとした時に「これはブログネタになるなぁ」などと考えながら生活している自分も発見できたりで. 今後もブログ更新は続けていくつもりです. だいぶ読者は減ったと思いますが,あらためてよろしくお願いします. さて最近は,イスラエルによるガザ地区侵攻とか,阪神タイガース日本一とか,11月のくせにやたらと暑いといったことが関心の高いニュースですね. そんなわけで今回は,久しぶりのブログ更新なので,未更新期間中にあった私の周囲の出来事をまとめてお届けしたいと思います. 秋の訪れ 10月からやたらと寒かったり,11月なのにひどく暑かったりと,季節変化がメチャクチャなのが今年の特徴です. そんな我家の山にも秋がちょっとずつ訪れています. 温度変化が乱高下しているせいか,紅葉の様子も今年は特徴的です. 端的に言えば,一つの木の中で,さっさと赤くなって散る葉がある一方で,いつまでも青いままの葉もある,っていう状態のものが多いですね. 例年だと,全体的に一斉にオレンジ色から赤へと変色していく木が,以下のように3色入り乱れています. まあ,これはこれできれいなので,楽しみ方次第といったところですが. 秋といえば,シイタケも収穫できるようになっています. 温度変化の乱高下は,キノコの成長にはプラスに働いてくれています. 今年はシイタケが大豊作ですな. 地場産品店に出品しているのですが,今年はとても高値で売れます. どうやらこの地域では,シイタケが出回っていないらしい. 特に原木栽培となると希少性が高くなって,いいお値段をつけてもバンバン買ってくれています. 来年以降もこういう状態が続くようであれば,シイタケによるお小遣い稼ぎができますね. 今のうちからシイノキを切って準備しておくと良いのかもしれません. ガリガリ君 この地域の覇者となる 私もびっくりしました. ガリガリ君というのは,うちで飼っているネコなんですけど. 過去記事でも何度か取り上げている,「ちょっと残念な奴」という認識でした. ■ ネコがもう一匹増えたよ ■ ガリガリ君反省会 これまで,この地域のネコ達と喧嘩をしては,返り討ちにあって家に引きこ

ここ2年ほど取り組んでいた「新しい農業技術の開発プロジェクト」が入賞してしまった

すみません,ご無沙汰しております. まったくブログ更新せずにいました. 今後も気ままに更新しますので,思いつくままに閲覧していただければ幸いです. ところで,今回突然ブログ更新したきっかけはこちら. 最近取り組んでいた農業技術の開発プロジェクトが入賞 そんなわけで,自慢したくて思わず筆を取ってしまったんですね. 以前,こういう記事でちょっと触れていましたが. ■ 大学教員やめたい って検索して,このブログに来ている人がいるらしい とある財団法人が企画している,新技術開発プロジェクトへの奨励制度に,私達が取り組んでいた内容を応募してみたところ,なんと奨励賞をいただきました. 最優秀賞,優秀賞,奨励賞,努力賞とそれぞれ1件ずつ採択されるのですが,その奨励賞に選ばれたのです. どっかの小さな法人がなんとなくやっている適当な企画ではないので,結構な勢いで凄いことです. で,実際のところちょっとビビってます. 応募申請作業は,そのほとんどを四国電力さんと協力メーカーさんがやってくれました. 私は技術開発そのものを担当しただけです. プロジェクト申請者は四国電力さんなので,四国電力さんが表彰式には出席します. 会報みたいな雑誌にも本件の詳細を執筆しなければいけないらしいのですが,そこらへんは面倒なので全てお任せしたいところです. 上記記事でも述べていますが,もともとは「こんな技術があったら,きっと革新的な農業ができるだろうなぁ」って感じで,実際に私の農場で展開するつもりはなかったんです. なんせ,取り組むのに膨大なお金がかかるから. ところが,あれよあれよという感じで話が転がっていき,「私のところのシステムを使ってみてください」って言ってくれるメーカーさんが現れて,その支社長が物凄い乗り気で応援してくれて,破格のお値段でシステムを用意してくれました. なんでも,それまでは手を出していなかった農業関係にも販路を広げたい,という思惑と合致したとかなんとか. んで,私はそれを有り難くいただき,自分とこの農場でいろいろと研究してみたんです. そしたら,想定通り,計画通りの結果を得られたという次第. 超ラッキーな話です. これ,せっかくだからどこかの奨励賞的な企画に応募してみてはどうかということになり,今回に至ります. この度の奨励賞受賞は,協力メーカーさんにとっても非常にメリットが大き

【WBC】作家による筋書きがあったんじゃないかと疑いたくなる展開と結末

映画やドラマとか漫画・アニメとして提言されたら,たぶんボツになる 今回のWBCの展開と結末に,そんなことを考えた人も多かったのではないでしょうか. あまりにも出来すぎでしたよね. なんと言っても大会を通して大谷翔平の投打の活躍. そして結末が秀逸で,決勝でクローザーとして登板すると,最後はチームメイトでもあるアメリカを代表するスーパースター・トラウトとの対決での決着がつくという. さらに,大スランプに陥っていた村上宗隆ですよ. 準決勝では,最後の最後で劇的なサヨナラタイムリーを放つと,決勝でも目の醒めるような特大アーチで完全復活をアピール. そもそも,日本代表選手の全員が何らかのかたちでWBCでの勝利に貢献しているという点. 事実は小説より奇なりとはよく言ったもので,こんな筋書き,書きたくてもベタ過ぎて書けないでしょう. 今大会で考えさせられたことも多いです. 以前と比べると,野球が世界的にも普及していること. 特にチェコの活躍が新鮮でした. あと,逆に台湾や韓国といった,かつての強豪国が弱体化している危惧です. ちょっと心配ですね. キューバも準決勝でアメリカに大敗しましたが,ここらへんはまだ不明なところが多いでしょうか. 優勝候補の一角として世界大会に挑むということ そしてやっぱり,WBCを通して否応なしに感じさせられたのは,サッカー・ワールドカップとの比較でしょうね. これは第1回大会からずっとです. 目の前の一戦一戦を「勝てるかどうかわからない」「世界との差を縮められたか?」という感覚で戦うサッカー日本代表に対し,野球日本代表は「優勝できる」ことを前提として,「勝つための工程をちゃんと踏めているか」が取り沙汰されます. このあたりが,強豪チームを取り巻く空気というものでしょう. サッカー日本代表がこのレベルに到達するのは,いつの日でしょうか. スポーツの「紳士さ」に注目されるようになっている あと,これは近年のスポーツ界で全体的に言えることなのですが,スポーツマンシップ,ジェントルマンシップに対する好意的で歓迎的なムードが醸成されていることに着目したいですね. これは特に,一昨年の大谷翔平選手のメジャーでの活躍が報じられているところから顕著です. 今回のWBCでも,ネットニュースではやたらと「紳士的対応」といった字面が踊りました. これは別にWBCとか野球に

危ない大学が轟沈する2023年(2025年)までラストスパート

業界を引退した私には実感が分かりませんが,皆さんどうですか? このブログでは,過去に何本か「危ない大学」シリーズを書いています. 例えば, ■ こんなホームページの大学は危ない ■ 「教職員用」危ない大学とはこういうところだ ■ 危ない大学におけるバスの想ひ出 ■ 結局,あの大学って高度なブラック大学として名を馳せているらしい そこでは,「まじめに大学をやれ」っていう話をしているのですけど,当時の私がどうしてそんなにも「大学とはなにか」と訴えていたのかといえば,結局のところ, 「チャラいことせず,まじめに大学教育に取り組んでいないと学生募集が苦しくなるよ」 っていう,極めてゲスい話なのです. 決して,高尚な教育論を説いていたわけではありません. そういう記事を書き始めてから,かれこれ10年以上の歳月が経ちました. その間,残念なことに私の予想通りの大学経営状態がアチラコチラで見られています. 実際,具体的にはこういう予想を4年前(2019年)に記事にしています. ■ 大学関係者が知っておくべき,2025年頃に受験者数が激減する未来予想図 もちろん,少子化と世帯所得減少の影響で受験者数が徐々に減っていくことにはなるのですけど,それ以上に大きな影響が2025年頃に発生するんです,っていう話でした. ざっくりと要点を言えば, 「2025年頃は,大学進学の恩恵をあまり感じていないロスジェネ世代の子供の多くが受験生になる頃で,この世代はそもそも世帯所得が低く,奨学金制度を使ってまで大学への進学を勧める家庭が少ない可能性が高い」 というものです. で,さらに言えば, 「日本経済の状況いかんによっては,その4年後(2029年頃)になると,大学に進学した人とそうでない人(高卒就職組)の差が取り沙汰されるようになり,(私の直感によれば)社会人生活の充実度に『大学を卒業する』ことのメリットはあまり無いのではないないかと評価される恐れがある」 っていうことです. で,この記事を書いた次の年に発生した「新型コロナ騒動」によって,日本経済は大混乱に陥り,大学教育とその経営にも大きな影響がありました. なので,よっぽど行政がうまい舵取りをしない限り,大学経営にもネガティブな影響が発生するだろうということで,この「2025年予想」を以下のように修正. ■ 「大学が壊滅する2025年」が早まりそう

行政がやってくれてる農業支援について思うこと

それって支援なのか? 率直な感想としては,そう思うんです. 今日,農協に呼ばれて「国が補助金を出してくれるから,面談形式の申請準備作業をしてほしい」ということでした. 町役場と行政の担当者による面談で,そこではつまりは, 「補助金を出すに値する農家かどうかを調査する」 っていうテイで展開するものでした. どうやら,補助金を出すにあたっては,国が提示する条件を承諾する必要があるようでして. その条件というのが,これ. 「現在使用している農業資材を国産化させること」 というものです. 農業のことに明るくない方にとっては,「なるほど,さすが日本国が提示する補助金事業っていうのには,そんな条件が課されのかぁ」などと思うのかもしれません. でも,実際その場で私も担当者の方々に事情を説明したのですけど,端的に言えば, 「無理です」 ってことなんですよ. 笑いを交えつつ, 「これ考えた人って,ギャグで言ってるんですかねぇ」 とも言いました. たぶん,一緒に集められていた他の農家さんも同じこと言ってると思う. 農業にちょっと関心のある人はご案内かもしれませんが,日本の農業は,そのほとんどが「輸入資材・飼料等」によって生産されています. 国産のものなど,ほとんどありません. つまり,「国産の農産品」といっても,それを栽培する課程では輸入品に頼っているのが実情. 「頼っている」という言い方も適切ではありませんね.「依存」とか「命綱」くらいの感じです. ですから,農業業界ではこれを「事実上の食料自給率ゼロパーセント」と揶揄されています. なので,円安とロシアによるウクライナ侵攻の影響を受けて,今大変なことになっているわけで. 最悪のシナリオとして,今年・来年度は大量の農家が廃業するという見立てもあるくらいです. そんな状況下で, 「補助金が欲しければ,使っている資材を国産化しろ」 などと言われても,やりたくてもできないのが実情なのです. っていうか,国としてはなんでそんなこと “知ってるはずなのに” 言ってくるのか理解に苦しみます. もしかすると,無理やり「資材の国産化」を推し進めることによって,日本の農業資材の国産化が促されるのではないか,などという思惑があるのかもしれません. でも,どう考えても現在の「無い状態」で,いくらこちらが頑張っても,国産化はできません. だって,使いたくても

【雑談】中東(イスラーム圏)のトイレにシャワーがある理由がわかった

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なるほどそういうことだったのか! 昨日,朝日新聞ポッドキャストの冨名腰さん回の最新版(第990回)を聞いていたら, 「最近の中国のトイレはきれいになってきた」 っていう話題のなかで,イラン特派員経験のあるMCの神田氏が,中東・イスラーム圏のトイレ事情について触れていました. ■「で、家持ってんの?」中国の人口減をたどれば、悩ましい結婚習慣が #990(朝日新聞ポッドキャスト) 曰く,中東の都市部のトイレは,男性用であっても小便器はあまり設置されておらず,男女どちらも個室型の洋式便座タイプが多いとのこと. そして男性用トイレには,小便器タイプであっても高確率でシャワーが取り付けられているんです. そんな話を聞いていて,私も思い出しました. 10年ほど前,ヨーロッパ方面に海外出張した際,ドバイ国際空港で乗り継ぎをしたんですよ. そこでしばらく時間をつぶしたんですけど,当然,トイレも利用するわけでして. そしたら,ドバイのトイレにはシャワーが付いていたんですね. 同行した人と, 「あれ,何に使うんだろうな」 と談笑したことを今でも鮮明に思い返せます. そのときは,海外渡航者のなかには,何かの事情でシャワーを浴びたい人がいるからではないか? などと意味不明な推測をしていたのですけど,謎だからってことでその理由を検索したり,現地の人に聞いてみるわけでもなく放置して現在に至ります. そして昨日,ついにその理由がわかったのです! 神田氏によると,イスラーム圏において小便器が普及していないのは,男性同士であっても用を足している姿を人前に晒すことが避けられる文化があることと,衛生感覚が西欧諸国(日本を含む)よりも高いため,たとえ “小便のあとでも局部を水洗洗浄する習慣のある人が多い” からだそうです. そもそも,大便の場合はトイレットペーパーではなく,水洗でお尻を洗浄するのがイスラーム文化のようですね. ようするに,用を足したあとは,その部位をしっかり洗浄したい人がたくさんいるので,特に都市部のトイレではそういった洗浄装置がきっちり取り付けられているのだそうです. 実際,小便器では「壁面に尿を叩きつけている」のですから,当然,目に見えにくい跳ね返り飛沫があるわけで,考えようによっては非常に不潔な状態です. それを洗浄もせずに,手だけちゃちゃっと洗っただけで済ますことを良しとしない文化

教員採用試験の倍率が激減している件

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教育関係の話です. 以前, ■ 教員免許更新制をやめたと思ったら次は「免許なしでも教員になれる」って言い出したのでマジでホントに勘弁してほしい っていう過去記事でも書いたのですが,それに関するニュースがまた最近ありました. ■ 教員採用合格後の免許取得OK 若手社会人に拡大 志願減で 東京都 (朝日新聞 2023.1.20) 東京都の教員採用試験が、教員免許を持たない25歳以上の社会人でも受けられるようになる。 40歳以上を対象に2022年度から導入していたが、23年度実施分から年代をさらに広げる。  深刻な教員志願者の減少を受けた策で、都教育委員会の担当者は「免許を持たない第二新卒層も教員を検討してほしい」と期待をかける。 いよいよ教員のなり手が退っ引きならないほど深刻な状態になっている,ってことに慌て始めたようです. このブログでは毎度のことですが, だからあれほど言ったのに ですね. こういうヤバい状況になることは何年も前から取り上げてきていましたが,事態が目に見えて大炎上しないかぎり,人間というのは当事者意識にならないものです. とはいえ,もう取り返しがつかない状態になっているので,取り返しがつかないのですけど. YouTubeでも,こんな感じで取り上げられています. この番組内でゲストだった西村氏も仰られていましたが, 「給料を上げるよりも,労働量を減らしてほしいというのが現場の声だと思う」 というのは,元教員である私も同感です. 事実, 「給料を上げれば良い人材が獲得できるはずだ」 という意見をよく耳にしますが,実際のところ,特にこういう職業では「給料」はインセンティブとして機能しないと思うんですよね. 例えば私みたいな大学教員であっても,給料がものすごく少なかろうとも,好きな研究に没頭できて,その研究現場を通じて学生に教育を施すことができるというのであれば,やりたい人ってたくさんいますよ. よくわかんない講義とか会議とか事業とか,そんなのをなるべくやらなくて済むというなら,おそらく年収300万円くらいでも大学教員は成り立ちます. 確保しなければいけないのは,研究費と自由時間なのです. 同様に,学校教育の教師にしても,いわゆる社会の人々が求める「良い学校の先生」をお望みなのであれば,給料よりも「教育に打ち込める時間」とか「子供と向き合える時間」を確保して

大阪リーガロイヤルホテル売却|惑星チョコ

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姐さん! チョコ買ってきたッス! 関西生活が長かった私としては,ちょっと思い入れのあるニュースです. さっきスマホのお知らせにこんなニュースが表示されました. ■ 大阪のリーガロイヤルホテルの土地・建物を売却 ファンドが大幅改装 (朝日新聞 2022.1.20) 大阪の老舗(しにせ)「リーガロイヤルホテル」を運営するロイヤルホテルは20日、大阪市北区の同ホテルの土地と建物を米国の不動産ファンド「ベントール・グリーンオーク・グループ(BGO)」に売却すると発表した。BGOが135億円かけて老朽化した建物を改装し、2025年の大阪・関西万博に備える。 関東に移り住んでから後,関西で仕事をする際に一度だけ利用したことがあるのが,大阪リーガロイヤルホテル. ホテルに詳しいわけでも,こだわりがあるわけでもないのですが,そんな私でも「リーガロイヤル」と聞けばひれ伏したくなるプレッシャーを感じます. 何年か前,出張でどんなホテルに泊まろうかと思って楽天トラベルで格安プランの検索をかけると,いつも使ってる「ホテル関西」「クロスウェーブ梅田」に加えて,なぜか「リーガロイヤル」が出てきて驚いたことを思い出します. てっきり,「今回も,ホテル関西で雨露をしのぐだけにするか,クロスウェーブで夜食に天下一品を食べるか・・・」と考えていたところに,あろうことかリーガが候補に上がってきました. たしか,素泊まりプランで1万円前後っていう感じだったと思います. こんな俺でもリーガに泊まっていいのか? そんな緊張感を得つつも,超速で予約しました. さてその感想ですが,やっぱりニュース記事にもあるような「老朽化」を感じたところです. 泊まった部屋も,高級感はあるんですけど,言い換えれば「古めかしい」とも. ただ,ホテル全体の豪華さに圧倒されて,貧乏性な私にはそんなマイナス要素は相殺されました. とにかく場違い感がすごかった. なんせ,リーガロイヤルに泊まるっていうのに,あろうことか,私はナイキとアンダーアーマーの上下に,シューズはアシックス,アディダスのスーツケースという,完全なる体育館仕様のスタイルでフロントに登場. 東京からの移動はやっぱこれが一番楽だったんで,っていう言い訳を心のなかで念じ続けてのチェックイン. ところで,その出張では私の後輩夫婦と一緒に仕事をしたのですが,一旦ホテルに帰ってから